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リシン仕上げの流れとその魅力を解明
2024.06.29
お役立ち情報
リシン仕上げは、住宅や商業施設の外壁において、独特の美観と優れた耐久性を兼ね備えた仕上げ方法として広く利用されています。
建築関係者や家主の方々にとって、リシン仕上げの特徴や施工方法を理解することは、適切な選択と質の高い施工を実現するために重要です。
本記事では、リシン仕上げの基本的な構成や利点、そして具体的な施工の流れについて詳しく解説していきます。
目次
□リシン仕上げの基本とは?
リシン仕上げとは、外壁の仕上げ方法の一つであり、石や砂、樹脂、顔料などを混ぜ合わせたリシン材料を壁面に吹き付けることで、独特の質感と風合いを作り出す技術です。
以下では、リシン仕上げの基本的な特徴と利点について詳しく見ていきましょう。
1:リシンとモルタル壁の関係
リシンは、モルタル壁に使用される仕上げ材の一種です。
モルタル壁は、セメント、砂、水を混ぜ合わせて作られる建材で、その上にリシンを吹き付けることで、美しい外壁の仕上がりが得られます。
リシン仕上げの外壁は、特有の風合いを持つことから、住宅や各種建物で広く採用されています。
2:リシン仕上げの優れたコストパフォーマンス
リシン仕上げは、施工が比較的簡単であり、優れたコストパフォーマンスを発揮します。
このため、一般住宅だけでなく、アパート、マンション、商業施設など、様々な建物で利用されています。
また、リシン仕上げは風合いが長持ちするため、一度施工すれば長期間にわたって美しい外観を維持することができます。
3:屋根塗装との同時施工による利点
リシン仕上げは、屋根塗装と同時に施工されることが多くあります。
リシンの色や質感を自由に選択できるため、建物全体のデザインを統一することが可能です。
加えて、同時施工により工期の短縮とコストの削減も実現できます。
4:リシン仕上げの種類と特徴
リシン仕上げには、施工方法や特性に応じて複数の種類があります。
代表的なものとして、リシン材料を壁面に直接吹き付ける「リシン吹き付け」、吹き付け後に表面を掻き落とす「掻き落とし仕上げ」、弾力性を持たせた「弾性リシン」などがあります。
それぞれの特徴を理解し、求める外観や性能に合わせて選択することが重要です。
□リシン仕上げの流れを解説
リシン仕上げを施工する際には、一定の手順に沿って作業を進めることが求められます。
ここでは、リシン仕上げの一般的な施工の流れと、各ステップにおける注意点について解説します。
1:足場の設置と高圧洗浄
リシン仕上げの施工に先立ち、建物の周囲に足場を設置します。
これにより、高所での作業や水平方向の移動がスムーズになります。
足場の設置・解体は通常、半日で完了します。
次に、外壁の表面に付着した汚れを取り除くために高圧洗浄を行います。
洗浄後は、1日以上の乾燥時間を設けることが重要です。
2:下地補修と養生
高圧洗浄で落ちなかった汚れや異物は、手作業で取り除きます。
また、建物の鉄部に錆びが生じている場合は、ケレン作業と錆び止め処理を施します。
下地補修は約1日で完了します。
次に、窓サッシやドア、ベランダ、車、エアコンの室外機などをビニールシートで保護する養生作業を行います。
養生作業も1日で終了しますが、施主の方は事前に屋外の私物を撤去しておく必要があります。
3:塗装の手順と期間
いよいよ塗装作業に入ります。
下塗り、中塗り、上塗りの順に施工を進めていきます。
それぞれの塗装作業に1日、乾燥に1日かかるため、外壁だけの場合、最低でも合計6日は必要です。
リシン仕上げのモルタル壁の場合、弾性塗料を使った単層弾性仕上げであれば、3回塗りと同じ約6日の作業期間となります。
◻︎まとめ
本記事では、リシン仕上げの基本的な構成や利点、そして具体的な施工の流れについて詳しく解説していきました。
何か質問等あればいつでも当社までご連絡ください。