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外壁塗装を雨天で中止するべき?安全基準と確認すべきポイントを解説
2025.12.15
お役立ち情報

外壁塗装は、住宅の美観を保ち、外部からの劣化要因を防ぐために欠かせないメンテナンスです。
しかし、その作業は天候に大きく左右されます。
特に「雨」は塗装品質に直接的な影響を与えるため、最も注意すべき気象条件の一つです。
雨の日に無理に作業を続けると、塗料の密着不良・色ムラ・塗膜剥離・カビの発生など、仕上がりと耐久性の両方に悪影響を及ぼします。
したがって、現場では「雨天中止の判断基準」を明確に設け、安全かつ高品質な施工を確保することが重要です。
この記事では、外壁塗装を中止すべき雨天時の条件や、安全基準、そして作業を再開する際の注意点まで、現場で役立つ知識を解説します。
外壁塗装を中止すべき雨天の条件
降水量が基準を超えた場合
外壁塗装において最も明確な中止基準となるのが「降水量」です。
目安として、1時間あたり5mm以上の降雨が確認された場合は、作業を即座に中止するのが原則です。
この程度の降水があると、塗料が乾く前に水分が混ざり、化学反応が不完全となるため、塗膜がムラになったり流れ落ちたりする危険性が高まります。
特に、下塗りや中塗りなど、塗膜が薄い段階では影響が顕著です。
また、わずかな「霧雨」や「小雨」でも油断は禁物です。
表面に微細な水分が残ると、塗料が密着せず、後々剥離や膨れの原因になります。
そのため、塗装会社は塗料メーカーが定める「施工不可条件(湿度85%以上、気温5℃以下、降雨時)」を遵守し、品質確保を優先します。
連続降雨と外壁塗装のリスク
連続して雨が続く場合、外壁や下地が湿気を多く含むため、塗装を行うと内部に水分が閉じ込められるリスクがあります。
これが後に結露を引き起こし、塗膜内部から膨れたり、白化(ブリード現象)を起こしたりします。
特に木造住宅やモルタル壁は吸水性が高く、一度濡れると完全に乾燥するまで時間がかかるため、雨上がり直後の作業も避けるべきです。
理想的には、雨が止んでから最低でも24時間以上乾燥期間を確保するのが安全です。
連続降雨時は、下地の水分率を計測器で確認し、基準値(おおむね15%以下)を超える場合は塗装を延期します。
品質管理の観点からも、「雨上がり即施工」は最も避けたい行為の一つです。
風速と降水の組み合わせの影響
風速が高い日に降水が伴う場合、塗料の散布が不均一になるため、作業を中止するべきです。
特に、風速が秒速5メートルを超えると、塗料が意図せず広範囲に散らばり、近隣への影響や不均一な塗膜が生じるリスクが高まります。
外壁塗装を中止する基準
安全基準に基づく停止判断
外壁塗装において、天候判断は品質だけでなく「人の安全」に直結します。
雷を伴う豪雨や突風が発生した場合、足場上での作業は極めて危険です。
特に、足場は金属製のため落雷の危険性があり、強風時には倒壊リスクも高まります。
そのため、強風注意報・雷注意報・大雨警報が発令された時点で作業を中止し、作業員は速やかに安全な屋内に避難します。
また、足場上での転落事故を防ぐため、濡れた板の上での移動は禁止。
雨天時は安全第一の判断を最優先にすることが基本です。
業界標準の中止基準
建築業界では、外壁塗装の作業中止基準が明確に定められており、これには気温や湿度、風速、降水量が含まれます。
これらの条件が一定の基準を超えると、作業の品質が劣化するだけでなく、安全上の問題が生じるため中止が必要です。
地域ごとの気候条件と中止基準
地域によって異なる気候条件も、外壁塗装の中止基準を決定する際に考慮されます。
たとえば、多雨地帯や台風が頻繁に発生する地域では、より厳格な基準が設けられており、予測される天候に基づいて柔軟に作業計画を調整する必要があります。
雨天時の外壁塗装中止の前に確認すべきこと
天気予報の活用方法
作業を開始する前には、正確かつ詳細な天気予報を確認することが重要です。
局地的な天気変動にも対応できるよう、最新の気象情報を利用して、予測外の雨に対応する準備を整えるべきです。
作業前の安全チェックリスト
外壁塗装を安全に行うためには、作業開始前に安全チェックリストを確認し、足場の安定性や作業員の健康状態をチェックすることが不可欠です。
また、急な悪天候に備えて、必要な安全装備を準備しておくことが重要です。
緊急時の対応プロトコル
万が一の状況に備え、緊急時の対応プロトコルを確立しておくことが求められます。
これには、作業を中断して安全な場所への移動方法、連絡網の確立、救急処置の方法などが含まれます。
まとめ
外壁塗装の作業中止は、安全性と作業の品質を保持するために極めて重要です。
雨天時における塗装の中止基準を理解し、適切な判断を行うことで、作業の効率性を高めるとともに、作業員の安全を確保することができます。
天気予報のチェック、安全チェックリストの準備、緊急時の対応プロトコルの確立は、予期せぬ事態に迅速かつ効果的に対応するために不可欠です。
これらの基準とプロトコルを適切に適用することで、外壁塗装のプロジェクトを成功に導くことが可能になります。
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