スタッフブログ
セメント瓦とは?メリット・デメリットとメンテナンスの目安
2024.07.21
お役立ち情報
セメント瓦は、かつて日本の住宅で広く使われていた一般的な屋根材です。
耐久性が高く、比較的安価なことから、多くの住宅に採用されてきました。
しかし近年では、ガルバリウム鋼板などの新しい屋根材が登場し、セメント瓦は徐々にそのシェアを減らしています。
それでも、セメント瓦は依然として多くの住宅に採用されており、適切なメンテナンスを行うことで長く使い続けられます。
この記事では、セメント瓦の基礎知識からメンテナンス方法まで、詳しく解説していきます。
自宅の屋根がセメント瓦で、メンテナンス方法に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
目次
□セメント瓦とは?基本情報を押さえよう
セメント瓦は、セメントと砂を混ぜて焼いた瓦です。
日本の伝統的な瓦である和瓦と比べて、製造工程が簡素化され、安価に製造できるのが特徴です。
そのため、昭和の時代には多くの住宅でセメント瓦が採用されました。
*セメント瓦の歴史
セメント瓦の歴史は古く、明治時代に日本に伝わりました。
当時は、西洋建築を取り入れる流れがあり、セメント瓦もその一環として普及しました。
*セメント瓦のメリット
セメント瓦は、次のメリットがあります。
・耐久性が高い:セメント瓦は、高温で焼成されているため、耐久性が高いです。
・安価:製造工程が簡素化されているため、和瓦に比べて安価です。
・デザインが豊富:和瓦に比べてデザインが豊富で、洋風住宅にもよく合います。
*セメント瓦のデメリット
・重量が重い
セメント瓦は、他の屋根材に比べて重量が重いです。
そのため、屋根の構造によっては、補強が必要になる場合があります。
・衝撃に弱い
セメント瓦は、衝撃に弱く、割れやすいという欠点があります。
台風などの強風時には、瓦が飛散する恐れがあります。
・定期的なメンテナンスが必要
セメント瓦は、表面に塗装がされているため、定期的に塗装をし直す必要があります。
塗装が剥がれてしまうと、雨漏りの原因となることがあります。
□セメント瓦のメンテナンスの目安
セメント瓦は、定期的なメンテナンスが必要です。
適切な時期にメンテナンスを行うことで、瓦の寿命を長く保ち、雨漏りを防ぐことができます。
1:メンテナンスの目安となる時期
セメント瓦のメンテナンスの目安は、築後10年です。
ただし、これはあくまでも目安であり、実際のメンテナンス時期は、瓦の状態や住んでいる地域によって異なります。
2:劣化症状
セメント瓦が劣化すると、次のような症状が現れます。
・色あせ:セメント瓦は、紫外線に弱いため、長年太陽光にさらされると、色が薄くなってきます。
・コケや藻:セメント瓦の表面にコケや藻が生えると、瓦の劣化を早めます。
・塗膜の膨れ:セメント瓦の表面の塗装が剥がれて、膨れている箇所がある場合、雨漏りの原因となる可能性があります。
・塗膜の剥がれ:セメント瓦の表面の塗装が剥がれて、瓦本体が露出している箇所がある場合、雨漏りの原因となる可能性があります。
3:具体的なメンテナンス方法
セメント瓦のメンテナンスには、次の方法があります。
・塗装:セメント瓦の表面に塗装をすることで、瓦の劣化を防ぎ、美観を保つことができます。
・補修:セメント瓦に割れや欠けがある場合は、補修が必要です。
・交換:セメント瓦がひどく劣化している場合は、交換が必要です。
□まとめ
セメント瓦は、耐久性が高く、安価な屋根材ですが、定期的なメンテナンスが必要です。
適切な時期にメンテナンスを行うことで、瓦の寿命を長く保ち、雨漏りを防げます。
セメント瓦のメンテナンスには、塗装、補修、交換などがあります。
セメント瓦の状態や住んでいる地域によって、適切なメンテナンス方法を選択してください。
岡山県赤磐市・岡山市・瀬戸内市周辺で屋根のリフォームやメンテナンスをお考えの方は、ぜひ当社までご相談ください。