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外壁のコーキングは、見栄えや耐久性にも影響する重要な部分です。
外壁全体の状態は良くても、目地の劣化が進んでいると家の安全性が保たれません。

そこで今回は、外壁のコーキングに関する基本知識と注意点を解説します。

□外壁コーキングの役割とは?

外壁のコーキング(シーリング)とは、主にサイディングやALCパネル、タイルなどの外壁材の間の目地に用いられる充填材です。

*コーキングの役割

1:外壁の保護と補強

外壁コーキングは、外壁材の間の隙間を埋めることで、水や湿気の浸入を防ぎ、外壁の劣化を遅らせます。
また、外壁材の膨張や収縮によるズレを吸収し、建物の構造を保護します。

2:熱効率の向上

正しく施されたコーキングは、建物内部への空気の流入を防ぎ、冷暖房の効率を向上させます。
これによりエネルギーコストの削減にも繋がります。

3:見た目の向上

目地がきちんと整えられた外壁は、見た目が美しくなり、建物の外観を一層引き立てます。

*コーキングの劣化サインと対処法

コーキング材が劣化すると、ひび割れや剥離が発生しやすくなります。
これらのサインを見逃さず、早期に補修することが重要です。
特にひび割れや剥離が見られた場合は、専門会社による補修がおすすめです。

□外壁コーキングの目地を補修する方法と費用

外壁のコーキング補修には、主に「打ち替え」と「増し打ち」の2つの方法があります。
それぞれの方法と費用について以下で紹介します。

1:打ち替え工法

打ち替え工法では、既存のコーキング材を完全に取り除き、新しいコーキング材ですべてを打ち直します。
この方法は、コーキングの完全な更新を可能にし、長期にわたる保護を提供しますが、その分、時間と費用がかかります。

2:増し打ち工法

増し打ち工法では、既存のコーキング材の上に新しい材料を重ねて打ちます。
これにより、時間と費用を節約可能ですが、打ち替えに比べると耐久性や完全性に劣る場合があります。
増し打ちの場合、古いコーキング材との密着不良による問題が起こりうるため、補修の効果を慎重に評価する必要があります。

これらの情報をもとに、外壁の現状と予算を考慮して、最適な補修方法を選択することが大切です。

□まとめ

この記事では、外壁コーキングの役割と基本的な知識、さらに補修時の方法と費用相場について解説しました。
適切なコーキングは、外壁の保護だけでなく、エネルギー効率の向上にも寄与します。
定期的な点検と早めの対応で、住まいを長持ちさせましょう。

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