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外壁に隙間ができるのはなぜ?隙間を埋める対処法とは?
2024.05.25
お役立ち情報
自分の住まいの外壁に隙間があると不安ですよね。
ご自宅の外壁に関する小さな問題を見逃さず、正しい知識と方法で対応したいと考える方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、外壁の隙間やひび割れの原因と対策について解説します。
目次
□外壁に隙間ができる原因と必要な補修タイミング
外壁の隙間が生じる主な原因として、コーキングの経年劣化が挙げられます。
コーキングは建物の外壁の継ぎ目に使用されるシーラント材で、紫外線や雨風に晒され続けると、その柔軟性を失い硬化し、最終的には割れて隙間が発生します。
1:コーキングの耐用年数
コーキングの一般的な耐用年数は5~10年です。
この期間が近づくにつれ、外壁の状態を注意深く観察し、必要な補修タイミングを見極めることが重要です。
2:紫外線と気象条件の影響
紫外線や激しい雨風はコーキングの劣化を加速させます。
これらの自然条件による影響を理解し、適切な時期にメンテナンスを行うことが、隙間問題の予防につながります。
3:縦方向の隙間への注意
サイディングの構造上、横方向の隙間は通気口として機能しますが、縦方向の隙間は特に注意が必要です。
雨水が内部に浸入するリスクがあるため、見つけ次第、迅速に補修しましょう。
□外壁の隙間を埋める方法
外壁の隙間が生じた場合、水の浸入を防ぐために速やかな対策が必要です。
以下の方法で、効果的に隙間を埋め、家の構造を保護しましょう。
1:コーキングの打ち替え
コーキングは外壁の継ぎ目を埋めるために使用される防水材です。
経年劣化や物理的損傷により隙間が生じた場合、古いコーキングを完全に取り除き、新しいコーキング材で充填する必要があります。
この作業には、まず古いコーキングをカッターで丁寧に削り取り、隙間を清掃してから新しいコーキング材を均一に充填します。
2:コーキングの打ち増し
部分的に劣化が見られるが、全面的な交換が必要でない場合は、打ち増しを行います。
この方法では、既存のコーキング材の上に新しい材料を重ねて塗布することで、隙間を塞ぎます。
打ち増しは比較的簡単に実施できるため、DIYとしても人気があります。
しかし、下地の状態が良好でなければならないため、下地が劣化している場合は打ち替えを選択することがおすすめです。
3:外壁材の交換
隙間が大きく、損傷が激しい場合、またはコーキングの修復だけでは解決しない場合は、外壁材そのものを交換することが必要です。
特に、割れや欠けが大きな場合は、新しい外壁材に置き換えることで、外壁全体の構造的安定性を保ちます。
外壁材の交換は専門的な技術が求められるため、プロの会社に依頼することが一般的です。
□まとめ
外壁に隙間ができる原因は多岐にわたりますが、適切な知識と定期的なメンテナンスによって多くの問題は予防または解決できます。
今回ご紹介したコーキングの劣化や打ち替え技術を駆使して、自宅を守り、快適な住環境を維持しましょう。