スタッフブログ

住宅の屋根材選びは、耐久性やコスト、施工の容易さなど、さまざまな要素を考慮する必要があります。

今回は、そんな屋根材の中でも注目を集めている「リッジウェイ」について詳しく解説します。

リッジウェイは、アスファルトシングルという軽量で施工が容易な屋根材の一種で、耐震性や防水性に優れ、価格も比較的安いことから、住宅改修やリフォームに積極的な方々から高い評価を得ています。

この記事では、リッジウェイの特徴や利点、欠点を詳しく見ていくとともに、実際の施工事例も交えながら、リッジウェイを検討する際の判断材料を提供していきます。

□リッジウェイ屋根材の評判と主な利点

リッジウェイは、アスファルトシングルという屋根材の一種で、北米では80%以上のシェアを誇る人気評判の屋根材です。

日本でも近年、その価格の安さや施工の手軽さから注目を集めています。

リッジウェイの主な利点は以下の通りです。

1:軽量で耐震性に優れている


リッジウェイの重量は1平方メートルあたり9〜12kgと、スレート屋根の約50%、瓦の約25%しかありません。

軽量であるほど耐震性が高くなるため、地震対策としても有効です。

2:防水性が高く雨漏りしにくい


リッジウェイの表面には防水シートが施工されており、雨漏りに強い構造となっています。

また、専用のセメントで接着されることが多く、釘穴からの雨漏りの心配もほとんどありません。

3:風や衝撃に強い


リッジウェイは風速46m/sの実験で風に強いことが立証されています。

強風が心配な場合は、強風仕様を選ぶのがおすすめです。

また、ゴムのシートのような素材で衝撃を吸収しやすいため、飛来物による破損の心配も少ないです。

4:施工が容易でリフォームに最適


リッジウェイの最大の特徴は施工のしやすさです。

特にリフォームの際は、既存の屋根の上から被せるカバー工法が可能で、古い屋根材の撤去や処分費用がかからず、安くリフォームできます。

5:価格が安い


リッジウェイは瓦の約50%、ガルバニウム鋼板の約75%という低価格で施工可能です。

コストを抑えながら、高い性能の屋根材を選びたい方におすすめです。

□実際のリッジウェイ屋根材の施工事例

ここでは、築50年の瓦屋根をリッジウェイのアスファルトシングルに張り替えた事例を紹介します。

この事例を通じて、リッジウェイの実用性とメリットを具体的に見ていきましょう。

1:既存の屋根材の撤去


施工前の屋根は瓦でしたが、その下からスレート屋根が出てきました。

つまり、過去にカバー工法でリフォームされていたのです。

瓦とスレートの2種類の重い屋根材を下ろすのが大変な作業でしたが、合計5〜8tもの重量があったそうです。

2:下地の準備


古い屋根材を撤去した後、露出した野地板に新しいルーフィングを張り、工事期間中の雨養生を行います。

さらに、50年前の古い野地板の上に新しい野地板を重ねて張り、下地を補強します。

3:ルーフィングの設置


新しい野地板の上に、高い耐久性を誇る田島ルーフィングのタディスセルフアーマーを敷き詰めていきます。

このルーフィングは合成繊維不燃布を使用しているため、優れた強度を発揮します。

4:リッジウェイの施工


軒先に水切り金物を設置した後、下から順番にリッジウェイの屋根材を釘で固定しながら丁寧に敷き詰めていきます。

最後に棟板金を設置して完成です。

施工後の屋根は、初めて施工されたとは思えないほど美しい仕上がりになりました。

リッジウェイのアスファルトシングルは割れにくく、耐久性・防水性に優れているため、長期間安心して使用できます。

□まとめ

リッジウェイは、軽量で耐震性に優れ、防水性や耐風性、耐衝撃性にも長けた、施工が容易なものです。
ぜひご利用してみてくださいね。

ピックアップPICKUP

みんなの塗装チャンネル