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瓦の差し替え方法とその経済的効果
2024.06.07
お役立ち情報
自宅の屋根に割れた瓦を見つけたとき、すぐにプロに頼むのではなく、自分で修理に挑戦してみたいと思う方も多いのではないでしょうか。
確かに、DIYで瓦の差し替えができれば費用を大幅に節約できますが、正しい手順と適切な工具を使わないと、かえって状況を悪化させてしまう恐れもあります。
そこで今回は、DIY愛好家の皆さんに向けて、割れた瓦の差し替え方法を基本から丁寧に解説します。
適切な工具の選び方や作業時の注意点、そしてDIYで修理することによるコスト効率についても詳しく説明しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
□瓦の差し替え入門:基本的な手順と注意点
割れた瓦の差し替えは、一見すると難しそうに感じるかもしれませんが、正しい手順を踏めば自分で行うことも十分可能です。
ここでは、F形瓦とJ形瓦の2種類について、それぞれの差し替え方法を詳しく見ていきましょう。
1:F形瓦の差し替え手順
F形瓦の場合、まず割れた瓦をハンマーで慎重に取り除きます。
その際、瓦を固定していた釘も忘れずに抜いておくことが大切です。
次に、一段上の瓦をハンマーで持ち上げ、差し込みやすくしたら、差し替え用の瓦を斜めに傾けながら差し込んでいきます。
無理に差し込むと新しい瓦も割れてしまうので、ゆっくりと慎重に作業しましょう。
最後に、差し替えた瓦と隣接する瓦の間に接着剤を塗って固定すれば完了です。
2:J形瓦の差し替え手順
J形瓦の差し替えは、F形瓦よりも少し簡単です。
割れた瓦の左上と右側にクサビを挟んで浮かせながら取り除き、瓦を留めていた釘は釘抜きやカッターで処理します。
そして、差し替え用の瓦の引っ掛け爪(剣)を必要に応じて取り除き、左側の桟瓦に接着剤で固定するだけで完了します。
3:DIYで瓦の差し替えを行う際の注意点
自分で瓦の差し替えを行う際は、必ず適切な工具を使用し、慎重に作業を進めることが大切です。
特に高所での作業となるため、安全確保のために2人1組で行い、他の瓦を踏まないように細心の注意を払いましょう。
また、無理に瓦を差し込もうとすると割れてしまう恐れがあるので、ゆっくりと丁寧に作業することを心がけてください。
□屋根瓦交換の費用とDIYでの節約法
屋根瓦を1枚だけ交換する場合、材料費と手間賃を合わせると数万円から数十万円の費用がかかることがあります。
しかし、条件が揃えばDIYで行うことで大幅な節約が可能です。
ここでは、瓦交換にかかる費用の内訳と、DIYで修理する際のポイントを詳しく解説します。
1:瓦交換の材料費と工事費用の相場
瓦1枚の価格は300円から1,000円程度ですが、工事にかかる手間賃は条件によって大きく異なります。
足場が不要な場合は1~5万円程度ですが、足場が必要になると20万円近くかかることもあるのです。
2:DIYで瓦の交換を行う際の費用とポイント
もし予備の瓦があり、足場が不要な場所であれば、DIYで瓦の交換を行うのもよいでしょう。
補修用の防水テープや瓦パテは1,000円以下で購入でき、大幅な節約になります。
ただし、高所での作業はリスクが高いので、必ず2人以上で慎重に行ってください。
3:瓦交換の費用を抑えるための注意点
同じ種類の瓦が手に入らない場合や、雨漏りで下地まで傷んでいる場合は、費用が高くなる可能性があります。
一方で、台風などの自然災害で瓦が破損した際は、火災保険が適用される場合もあるので、確認してみる価値はありそうです。
□まとめ
割れた瓦の差し替えは、正しい手順と適切な工具を使えば、可能です。
何か質問があれば、ぜひ当社までご相談ください。